夜のお仕事初挑戦の私でも最高のスナックで自分らしく働けました

今回の「キャバクラバイトのお仕事体験談」は、yurupico.さん（31歳　東京都　専業主婦）からの投稿です。

私は二十歳になってすぐ、生活費を稼ぐために夜のお仕事を探し始めました。

その頃は日中に保育園、カラオケ店でバイトもしていましたが、掛け持ちしていても全然収入はなかったので、思い切った決断です。

駅に置いてあるタウンワーク誌に載っていたスナックの情報。

オーナーであるママは石垣島出身で、アットホームなスナックであることがPRされていました。

夜のバイトをスナックで始めました

夜のお仕事初挑戦の私にとっては、うってつけの情報。

早速応募して、面接をすることになりました。

面接初日に軽い挨拶を交わした程度で「今日は女の子足りないから入ってくれる？」と一言。

そんなつもりではなかった私は洋服も大したものではなかったし、何をしたら良いか分からずパニックでしたが、お客さんはみんな常連さん。

「新しい子が入ったよ」と紹介されたら、「そうなんだ～」と慣れた様子でお喋りしてくれました。

フォローで他の女の子が一緒にいてくれて、焼酎の水割りの作り方や、お客さんがトイレに立ったらおしぼりを持って待機していること、煙草を取り出したら自然とライターの火を向けること、など言葉ではなく目の前でやっているのを見て覚えていきました。

そのスナックは主要駅からはずれた閑静な場所にあったけど20年前からやっているそうで、ママや女の子を慕って飲みに来るお客さんは平日でもひっきりなしでした。

ボックス席が7席程、あとはカウンター席が4席とこじんまりといたお店。

「more」という名前でした。

女の子は5～6人出勤していて、お客さんのお気に入りの子をママが配分してつけているという感じです。

スナックのイメージでは、ママと女の子が一人、という感じでしたが指名制ではないもののお客さんの隣でお喋りするのはキャバクラに近いかな、と思いました。

周りの人間に恵まれ楽しく働くことができました

お酒を飲みなれていなかった私でも、周りの女の子たちが「このくらいに薄めて飲むといいよ」と濃さを教えてくれたり、お客さんになかなかおつまみを頼めずにいる私を見ると代わりに頼んでくれたり。

夜のお仕事のお姉さんはちょっと意地悪なイメージがあったけれど、みんな親切で優しいお姉さんばかりでした。

私は20歳で働いて最年少。

でもキャバクラとは違って、30代後半や40代くらいのベテランのお姉さんもいてそういう人を求めているお客さんもたくさんいたから、年齢はそこまで関係ないのかなと思いました。

身体が持てばですけどね。

すぐに高時給になり高収入を得ることができました

そして、大事な部分は収入。

時給は面接時にママと相談して、まず1700円でスタート。

20時から終電がなくなる前に帰れる0時までの4時間勤務。

4時間で6800円は当時の私にとっては大きなものでした。

日中の仕事もあったから、週に3日ほどのペースで出勤していたけど、1か月で8万程度。

ハードな保育園のバイトよりも随分と割も良く、座ったままだしお酒も飲めるしとっても楽しかったです。

1か月に一度、手渡しでお給料をもらいましたがママのお手紙付き。

そしてその度に昇給させてくれて、1900、2000、2100、と毎月100円ずつ時給がアップ。

慣れてくると自分を気に入ってくれるお客さんもいて、20時の出勤前にお食事をする「同伴」というものにも誘ってもらえるようになりました。

同伴は一回につき2000円が女の子に入ってくるので、月に5回同伴をしただけでも1万円アップ！かなりやる気につながりました。

でも、楽しい事ばかりではなく、機嫌の悪いお客さんには「死ね」とか言われたり下ネタをしつこく言われても笑ってないといけないし、お酒を飲んでいるのでもちろん絡まれたりすることが基本です。

でもお客さんもみんな仕事が終わって、楽しいひと時を「more」で過ごそうと思っているのだろうなと思ったらお金をいただいているし、仕方ないかなと思えました。

その後の人生への影響については、マナーや座り方は人から褒められるようになりました。

あとお酒にも詳しくなったので、居酒屋のドリンカーなどもやったり。

おじさんのいなし方(笑)も学びました。

ちなみに私は結婚していますが、旦那との出会いはスナック「more」です。

10歳年上ですが、私のひとめぼれ。

こうやって今後の人生には大きく影響されていますが、本当にやって良かったなと今でも思っています。

話のネタにもなりますよ。