ボーイからキャストまで経験した私のキャバクラバイト体験談

今回の「キャバクラバイトのお仕事体験談」は、はなこさん(31歳 女性 岩手県 パート)からの投稿です。

副業として夜の仕事をバイトを探していたはなこさん。
キャストとしてではなく、ホールスタッフ(女版ボーイ)で働くことになります。
それから間もなくしてキャストに誘われはなこさんは、キャストとして働いてみることになりました。
「ただ、お酒作ってお話しするだけ」と思って働いていましたが、キャバクラにはノルマや罰金もある・・・ということを実感することになります。
女ボーイからキャストへ。キャバクラで色々なことを経験した体験談

副業として夜の仕事をバイトの検索サイトanで調べると居酒屋かキャバクラがヒットしましたので、社会勉強を兼ねて生涯出入りする事はなかったであろうキャバクラを選びました。

家から3駅隣の駅前のお店で、都内の端っこで、正確にはキャストとしてではなく、ホールスタッフ(女版ボーイ)に応募し、アレイスというお店で面接を受けました。

面接に行くと「免許証のコピーをとらせてくれ」と言われましたが、なんだか逃げられない感じがしましたが、みんなやっている事だと思い、許可しないと話が進まないのでコピーを許可しました。

ボーイ時代は時給1200円でしたが、平日休みなのでその前夜、週2日20時~24時(終電)までのシフトだったのですが、すぐに、金・土曜日の夜も出るように言われ、帰りの車を出すからと、25時~26時まで働く事もありました。

他のスタッフに誘われてキャストとして働くことに

1ヶ月した頃、「キャストが足りないのでキャストになってくれないか」と言われ、見るからにキャストが足りていないのは分かっていました。

キャスト同士みんな仲良く派閥がないのは知っていましたし、お触りが全くないのは見ていて分かっていました。

触ろうとする客がいれば男のスタッフがすぐに、『そういう店ではありませんので!!』と注意していたのを見ていたので、やってみる事にしました。

キャバクラでは名刺を渡すこともお仕事

注文の仕方やボーイへの合図の出し方も理解していたので指導はほとんどなく、「ただ、お酒作ってお話しするだけ」といった説明でした。

接客した相手に名刺を渡すという事すら知らなかったので、「名刺をちょうだい」と言われても、「ないんです」って答えてました(笑)。

ある日、オーナーに「なんで名刺渡していないんだ!」と怒られて初めて知り、それからは可愛い紙の裏にメールアドレスと今日の感想や相手に感じた事を書いて渡すようになりました。

シフトは、金・土曜日は20時~24時か27時まで、平日週2日20時~27時まで働いていましたが、希望は平日週2日20時~27時でしたが、金・土曜日、初めは終電まで働くように言われ、最終的には27時まで働く事もかなり多くなりました。

朝の4時に家に帰り寝ながらスプレーでガチガチに盛ったキャバヘアを流しドライヤーで乾かし5時にベッドイン、8時に起きれたり起きれなくて本業に遅刻したり…。

時給以外に存在する嬉しいキャッシュバック制度

時給は2500円スタートでしたが、1日の稼ぎから引かれる物は、ヘアメイク1500円と家までの送り代1000円と雑費とかよく分からないものがありました。

足される物は売り上げ10%のキャッシュバックとお客様からのチップがありまして、ドリンク1杯(1000円)おねだりに成功したら、100円キャッシュバックで、チップはお客様の気分次第で千円~1万円でした。

2500円スタートでしたが、お休みをもらうと200円ずつ下がり、2回お休みもらったら2100円になっていましたが、説明はありませんでした。

このペースで働くと1ヶ月16万くらいの収入でしたが、どんどん貯金が貯まりますし、土日休みの学生の頃にこの仕事に出会ってればよかったのにと思いました。

給料は2週間に1度で数日早めてもらう事は可能でしたが、即日支払いは対応しておりませんでしたが、体験入店であればその日に現金を受けとる事ができます。

許可を得て営業しているキャバクラかどうかの見分け方

問題点としては、きちんと許可を得ているお店はほとんどないのが現状ですが、法律では27時までお酒の提供をしてはいけないので、実際の運営スタイルでは届け出を出せないのです。

認可店というステッカーが貼ってあればかなり昔のをずっと貼ってあったりしますので、ちゃんとした合法の店ではないのを覚悟の上で足を踏入れて下さい。

キャバ嬢をやっている事は職場以外ではオープンだったので、顔ばれは気にしていませんでした。

特に求人のページにも面接でも顔ばれについて触れられる事もなく、店で知り合いにバッタリ会ったりもありませんでした。

信じられない程ヒドかったキャバクラのノルマや罰金

『求人にノルマや罰金はありません』との記載を良く見ますが、実際、罰金はありましたが、罰金自体、実は違法だそうです。

でも高収入な仕事、他にありませんから多少の罰金リスクはのんでいるキャストが多かったですが、15分遅刻で5千円で、私は遅刻した事はありませんでした。

辞めるきっかけになったのは祖父の死でした。

金・土曜日が葬式になり、金・土曜日は休むと1日3万円の罰金だそうです。

そして、浴衣のイベントと被っていたので、イベントは休むと罰金3万円だそうで、祖父が亡くなったというのに…2日で罰金が12万円になりました。

キャバクラの暗黙のルール・常識とは?

ひとつ大きなミスをしましたのですが、お客様に誰がナンバー1かを言ってはいけないそうです。

キャバ嬢の常識なんだとか、よくナンバー1ホストとか写真が貼られてるイメージだったのでお客様に話してしまいました。

女の子は、お客様がいっぱいいる、というのはマイナスみたいですが、話してしまったナンバー1とナンバー2からは挨拶をしても無視されるようになり、お店を辞める事になってしまいました。

挨拶の無視だけて済ませて下さった二人の心の広さにはむしろ感謝しています。

いい人だと思っています。

貯金はどんどん貯まりましたし、なにも後悔はありませんが、お姫様願望もあったのでキラキラしてる自分に自信が持てていい経験でした。

今は子供もいるのでキャバクラで働きたいとは思いません。

独身で一人で若かったらありえそうです。

はなこさん、体験談投稿ありがとうございました。

はなこさんの体験談はキャバクラの内部がよくわかる素晴らしい体験談ですね。
これからキャバクラで働こうと考えている方は、しっかりと読んでおくといいでしょう。

また、あまり見かけることはありませんが、最近では女性がボーイという立場のお店も増えています。
やはり同性の方がキャストの気持ちをわかってあげやすいからということなのでしょう。
我々黒服側も日々勉強ですね。

どのお店でもそうなのですが、ナイトワーク系にはノルマや罰金がつきものです。
募集要項には記載が無くても、必ずあると考えておいた方がいいでしょう。

こういう制度もいずれ無くなればいいのですが、難しいでしょうね。。
ただ、事前に罰則があるということを覚悟しておけば大丈夫です。

高収入が稼げる仕事ですが、それなりのリスクも多いということだけは心に留めておいて欲しいと思います。


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