スナックに近いガールズバーの経営を任されて店長をした体験談

今回の「キャバクラバイト体験談」はちょこさん(41歳 女性 滋賀県 専門学校生)からの投稿です。

仕事で一人暮らしをすることになり、28歳のときにアルバイトをすることになったちょこさん。
スナックに近いようなバーのようなお店だったのですが、ちょっとしたお買い物をしに…なんていうときもあったようです。
時給はクラブよりもやすいのですが、十分なお給料を手にすることもでき、困ることもなかったようです。
副業が禁止されている職場だったので、身バレを気にしていたちょこさんだったのですが…。

ガールズバーの店長
副業がバレて会社をクビになってしまったのでガールズバーの店長に就任

私が28歳の時、初めて仕事で一人暮らしをすることになったのですが、正直お金もなくて何か夜にアルバイト出来たらなと思って面接を受けたのが、曾根崎新地にあるお店でした。

そのお店は、マスターがいて、マスターの弾き語りでカラオケが出来たりするような、どちらかと言うとスナックに近い立ち位置のバーでした。

バーのお仕事は接客やお話がメイン

お仕事自体は、お酒を作ったりお客様のお話を聞いたり話したり、良くある接客がメインでした。

たまにはちょっと買い物なんてこともあり、時折、近くの青果店にフルーツを買いに行ったり、お客様のタバコを買いに行ったり…ということも。

最初はぎこちなく、何をきっかけに話していいかもわからず、常連のお客様に手ほどきを受けたくらい鈍臭かったですね、笑。

その店は、マスターが普段から「うちは頭の悪い子(行儀が悪いとかTPOをわきまえないなど)は要らない」と言うくらい厳しい方で、小さな店舗にも関わらず、お客様の層は企業の上役や実業家、ドクターなど割に品の良い方ばかりでした。

そのため、お触りなんかもされることなくて、女の子たちも働きやすい環境で、長く続けている子が多かったです。

クラブやキャバクラよりは安価でも安定していました

ただ、時給は他のクラブやキャバクラなんかに比べると安く、2000円からで、20時〜1時まで働いて10000円で、週に3日は出勤していたので月およそ12万ほどの収入でした。

衣装は自分持ちでしたけど、割に先輩からいただけたり、ああいうところには必ず安く水商売系の衣装を買えるところがあるので、そんなに困ったこともなく、十分なアルバイト料だったと思いますね。

ひと月ほど働いたところで、3人ほど指名してくれるお客様が出来て、いろんな所へご飯に連れて行ってもらいました。

いわゆる同伴出勤ってやつです。

もちろんアフターもありました。

マスターの許可を得て、呑みに行ったり、ご飯に行ったり…。

そんなことをしているうちに、3キロほど太ってしましましたけど、まぁ楽しかったのでOKかなと。

もちろん、お客様のお話に合わせないといけなかったりするので、毎日経済新聞を読んで対応していましたし、そう言う努力をしている子の方がやっぱり指名も多くもらえていて、時給が上がるのも早かったですね。

仕事に慣れてきた頃に恐れていた会社へ身バレ

ところが、3ヶ月過ぎて随分と仕事に慣れてきたころ、このまま行けばお金も溜まってきたし新しいマンションに引っ越そうかなと思っていた矢先、事件が起きました。

なんと、私の働いているところを昼間勤務している会社の上司に見られてしまったのです。

こちらは全く気づいていいなかったのですが、ある日会社で上司に呼び出され、「働いているよね?」と問い詰められました。

「新地で見たんやけど…」と言われたので、もうこれは隠す事は出来ないなと白状し、自主退社を勧められてしまいました。

もちろん、同僚には隠していましたし、一身上の都合という事でですが。

バーの経営を任されたことで知識や教養がアップ

結局、定期的な収入がなくなってしまった事で夜のバイトの量が増え、しばらくはそれで成り立っていたのですが、あまりに頑張っていたためか、マスターにえらく気に入られてしまい、「店を任せたい」と言われることに。

それもいいのかなと思い、経営について勉強を始めたりし始めたのですが、そうなると他の女の子からの嫌がらせを受けるようになり、お酒の飲み過ぎで太る、体調を崩すの3点コンボでその店も1年ほどで辞めることになりました。

やっぱり女の世界ですから、その店にも何人かは意地悪な女の子がいて、新人が入るといじめたり、力のある先輩には猫なで声で接したり、というのもよく見る光景でした。

それでもあの時の体験というのは貴重で、普段なら付き合いのあるはずのない企業の社長さんや上役の方、自営業の方、ドクターなんかとお話をすることで教養や知識がグッと増えましたね。

もちろん、マスターの教育も良かったのだと思っています。

きゃっきゃとはしゃぐような子は帰されていましたから。笑

バーで働いた経験は昼の仕事にも活かせる

私の場合、いじめてくる人もいましたけど、マスターや守ってくれる女の子もいたので、その点、社会での立ち位置を学んだり出来ました。

その後、事務職や医療秘書などをやってきましたが、ものすごく役に立っています。

忘年会などでは来賓席担当で対応させていただいたいたり、経験がものをいいましたね。

今は流石に40を過ぎたのでもう出来ないなとは思いますが、経営に関してはもう少し学べば良かったかなと思っています。

ちょこさん、体験談投稿ありがとうございました。
身バレをしてしまい昼間の職場を退職せざるをえない状況になってしまったようですが、逆にちょこさんにとってはいい方向にいったように思います。
水商売での経験をしっかり他の職にも活かすことができていますし、器用な方なのだなという印象を受けました。
40歳を過ぎた今でも十分に通用するのではないでしょうか?
ぜひもう一度夜の世界に戻ってきてほしいですね。お待ちしています。


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